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 【暮らしとお金のアドバイザー】
  ライブリフッド プランニング メルマガニュース
                 (2008年7月号)
       (本メールはメルマガ登録の方に配信しております。)
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 いよいよ7月、今年も半分終わりました。なんて早いんでしょう、カレンダーももう半分。
 この半年、皆様の暮らしはいかがでしたか? 充実されてましたでしょうか?
 値上げ、値上げのニュースばかりで、テレビをつけると、誰かがゴメンナサイしている毎日
 であります。
 「思いやりのある人になってね」「優しい人間になってね」、子供が生まれた時にみんなが思う
 この気持ち。これが今なかなか難しい時代になっています。一人一人がしっかり「芯」を持って、
 思いやりや優しさの溢れた暮らしができればいいなぁ、なんて思っています。
 
  ●不動産は値下がりする
  ●資産を守るにはリストアップから
  ●投信の売れ筋
  ●お金持ちの不幸
  ●お金のない人の幸せ
 
 
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●不動産は値下がりする 今年、1〜2社倒産するかも
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 少し前ですが、国土交通省の全国の主要100地点の地価動向が発表され、上昇しつつも、上昇した
地点が大幅減少になったと報じられていました。本日の国税庁の路線価発表では平均10.0%の上昇と
なっています。では今後も地価は上昇しつづけるでしょうか?
 私自身の予想は、夏に一旦持ち直したあと、この秋冬に不動産は値下がりする、というか、1社・
2社大手の不動産会社やマンションディベロッパーが倒産するんじゃないかと思っています。現実に
この2ヶ月で、レイコフ(大阪市)グループ284億、近藤産業(大阪市)322億円、スカイエステート
(東京都)負債430億、興大(東京都)負債72億という企業が自己破産や特別清算になっています。
 
 不動産売れてません。広告を注意深く見てください。新築マンション50戸中10戸売れ残り、
即入居可なんていう広告がかなりあります。
 もう一つ気になることがあります。
 最近、都市部の農地放出が相次いでいます。相続です。
 今まで農地だったので、税金20万円だったのが、両親が亡くなって農業できない。すると
税金800万。こんなの払えないので格安で土地を現金に換える例が増えています。
(市街化地域の農地の場合です)
 自民党の税制調査会が本年は例年より早く議論が始まりましたが、早速、相続税の強化なんていう
話題がでています。
 そして、少子化。一人っ子同士の結婚だと、将来家が余ってきます。

 このように買い手がいないのに売り手が多いとどうなるか。マーケットの原則では、値段が下がり
ます。ここしばらく長期的視点では下がるでしょう。再開発地域のみがかろうじて資産価値を維持で
きる、そんな感じだと思います。
 いままで、土地は上がるか下がってもわずか、こういう感覚のままだと資産を守れない可能性もでて
きました。数十年前はローンを組んで土地を買ってもそこそこ大丈夫だったというのが、必要以上に
ローンを作らず、現金を手元に残すようなライフプランが重要になってくると思っています。
 
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●資産を守るにはリストアップから
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 デフレ時代。資産価値の減少。
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  ┃ 不動産も預貯金もそのままでは目減りする時代に突入した! ┃
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 なんて感じがするのです。
 これの対策をするにはまず、資産のリストアップ。

   不動産 2000万、預貯金 2000万、貯蓄性保険 1000万

 これが10年間でどれくらい増えたり減ったりするのかということを推計します。
               10年後の増減
   預貯金  2000万   +4% →  +80万
  貯蓄性保険 1000万   +8% →  +80万
   不動産  2000万  ー10% → ー200万

 合計−40万。
 これに物価上昇による資産の目減りが入ります。
 
 目減りしないように、なにか利回りの良いもの無いですか?なんてよく聞かれます。
 いまや安全で増えるモノはありません。あったら私がやってます。
 
 リスクとリターンを適切に判断すること、1年2年じゃなく、10年単位で考えること、すなわち、
時間を味方にして、リスクを減らす努力や手法、そして、いくつかのもので分散投資する。

 これくらいの増減だったら、リスク商品はやめておこうとか、これくらいだったら許容範囲なん
ていう判断をしないまま、非常に多くの方が、「余裕資金はこれだから」とその額すべてを運用に
回して大変なことになっているのがこの1年間です。
 ちなみに、サブプライム問題に揺れた金融市場ではありますが、この3月以降に再投資資金が
あった人は、それなりに利益が出ているのではないかと思います。

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●投信の売れ筋
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 最近、「債券関係の投資信託」が伸びています。グロソブ投資他、高金利債券、エマージング債券
など。証券会社が株系を売らずにこちらの販売を強化していると言う面もありますが、ま、確かに去年
から見れば買い時でしょう。短期ではサブプライムの影響で損失が出ていますが、5年リターンでは、
年1〜3%の利殖が出来ているものが結構あります。
 
 債券系投信を買う時のポイントは(私の場合ですが)、まず、
 
  投資先(どんな国のどんな債券か)
  手数料(販売手数料より信託報酬を気にします、中長期投資を考えるので)
  過去の実績(同時に過去のindexや為替相場、乖離率も)

 基本的に、どこのファンドも5年や10年ものの国債や社債を切り売りするのが債券系ファンドです。
まとまった資金があるのなら、直接債券を買う方がはるかに利回りよくなります。ただ、直接債券を
買うと、いざという時の換金が難しくて、償還される10年間ずーっと、持っておかなければいけませ
ん。それに引き替え投信はほとんどのものがいつでも換金できる。このメリットと引き替えに利回りを
犠牲にしているのが債券系投信です。
 
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●お金持ちの不幸(とある家族のお話し)
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 先日の話です。
 夫も妻も息子も嫁もそれぞれ収入のある4人家族。正直お金持ちの家庭です。
 夫は大手企業を定年退職、妻は親から継いだ不動産の賃貸収入があって、息子も嫁も会社員。
収入は人並みですが、子供がいなくて、住宅ローンがないのでかなり裕福なご家庭です。
 
 でも、長年、4人家族なのですが家族の会話がありません。
 食事を作って、おいておくと各自勝手に食べて無くなっている、というような家庭。
 
 ある日、奥さん(妻)と嫁が病院で鉢合わせしました。
  妻「あんたこんな所で何しているの」
  嫁「実はね、私ガンなんです。夫(息子)が心配するので黙っていてください」
 
 収入がそれぞれあるので、お金の話もほとんどしたことがないし、それ以前にこんな一大事の
病気でも家族には内緒。本当にこの家庭は幸せなのかなぁ、なんて思います。
 
 どんな事柄でも、「あれして、これして、こうなったんよ」と言える人が自分の回りに居るか
居ないかで、充実度は全然違ってきます。
 
 上のお嫁さん、結局お亡くなりになられました。40歳くらいだったと思います。
 
 仮面夫婦、わりといらっしゃるようです。
 年金があるから絶対離婚しない!、とか、 内縁の夫が急死したので、慌てて葬式に駆けつけ、
年金証書を探し出してきた!、とか、そこまでいかなくても、つかず離れずのご夫婦の話はよく
あります。
 もちろんそれでその方の生活が充実されておられればいいのですが、正直この仕事をすればする
ほど、お金と幸せは一致しないと感じます。
 
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●お金のない人の幸せ(とある奥さんのお話し)
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 もう一つの話。
 夫婦の会話が無くなって数十年。旦那さんは生活費を入れるだけの毎日。
 奥さんは生活費だけを旦那から貰ってずーっと子供を育ててきた。でも生活費だけでは教育費が
足りないので自分も知り合いの事務員として働いてきた。
 子供の独立を機に、別居を始めた、離婚しても良いと思っている。
 
    これからは、夫には頼らない!
    
 自分の人生は何だったのかな、なんて思っているのだけど、別居すればしたで、自分の時間が
持てる。後は自分のための生活をしよう。幸いわずかだけど収入もある。もう2年もすればやはり
わずかだけど年金も入る。
 
 賃貸に住み続けるか、安いワンルームを買うかの資金相談だったのですが、安全を見て希望価格を
抑えたワンルームならと推奨しました。
 
 いよいよ自分の生活、子供からも夫から解放されて自分の時間を楽しむ時がやってきた。もっと
も、収入的にはあまり裕福とは言えない家計です。でも自分の範囲の中で文字通り飛び跳ねておら
れる。
 
 そんな時、不仲だった夫が亡くなった。淋しくはあったが未練はなかった。
 夫が亡くなったので家は子供が相続した。 
 
 しばらくして、元々、仲の良かった子供が  
  「一緒に住まないか?」
 なんて言ってきてどうしようか迷っている。
 
 * * *

 今折角買ったワンルームを手放して家に戻るなら、借りていた方が安上がりだったなということに
なるのですが、この方の人生はこれで良かったんじゃないかなぁなんて思います。
 正直、裕福な家庭ではありません。ワンルーム購入に当たっては、保険の見直しとかも行いました。
 
 「あなたが今亡くなって、1000万の保険必要ですか?」とか。
 
 お金を安心して使う。そのための準備をする。
 そして、何よりも自分のこれからの生活を想像する。これらが人生を充実させる第一歩じゃない
かと思っています。
 

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 6月30日にけがれを祓う神社のイベント、茅の輪くぐりを車折神社でしてきました。
  ブログ  http://tak-tak-world.txt-nifty.com/log/2008/07/post_e983.html
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ここまでお読みくださりありがとうございます。
今年の夏も暑くなるそうです。皆様、健康には気をつけてお過ごしください。
「体の健康・心の健康・お金の健康」、いつも言っているのですが、これが幸せの基本です。
次回、最近あったお年寄り世帯の話から、介護保険の話を取りあげる予定にしています。