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 【暮らしとお金のアドバイザー】
  ライブリフッド プランニング メルマガニュース
                 (2008年12月号)
       (本メールはメルマガ登録の方に配信しております。)
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 親戚のお葬式があり、メルマガの発行が遅くなりました。
 亡くなったのは姉の嫁ぎ先のお母様、家族みんなに看取られながらのご臨終。
 81歳でした。

 【今月の目次】
   ●最期を看取ると言うこと
   ●人生を創るのは自分
   ●典型的な高齢者のライフスタイルと人生の質
   ●1000万円が2000万円になった定期預金(昔)

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●最期を看取ると言うこと

数年前に胃ガン切除、それの再発で、この9月に腹水が貯まるという症状がさらに悪化して
10月に腸閉塞。でも末期だったので、入院ほとんど無しです。少し前の医療なら、9月以降
ずっと入院して死を迎えるとうパターンでしょう。
「家族で看取る!」という申し合わせの元、入院日数はあわせて1週間足らず。

先月あたりから、訪問看護に来ていただいている方から、

  「もしお会いしたい方がいらしたら今週来週くらいまでに・・・・」

などと言われていたそうなのですが、亡くなる当日の朝、アイスクリームなんかの食事を
した後、段々と呼吸が荒くなったり様子が変になって、訪問看護・訪問ドクターから酸素
吸入設置などを経て、、、、

   旦那さん、息子・娘・嫁・同居の孫・近所いる親戚、、、

みんなに看取られての穏やかなご臨終。
ある意味幸せな最期だったのではないのかなと思います。


生き方=ライフプラン。
私のメインテーマなのですが、どんな風に死にたいか、なんてなかなか考えも及ばない
ですし、それに関するご相談も今までありません。でも、これは避けては通れない、
というか、私自身が取り組まなければいけないサブジェクトの一つであると思っています。

 家族に看取られながら死ぬことを幸せな方ですね、という人。
 病院で最期の治療を受けられなかったことを不幸だと嘆く人。
 
いろんな考え方があるんだなぁ、なんて思った出来ごとでした。

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●人生を創るのは自分

介護状態になったら生きている意味がない、なんて思う方がほとんどでしょうか?

介護が必要な状態、ケアが必要な状態の人は、「社会的弱者」と呼ばれます。幼い子供・
お年寄り・障がい者が代表例です。自分の力ではどうしようもなく社会からのサポートが
必要な人が社会的弱者です。この観点なしに、社会保障費という医療と年金を同列に、
しかも年齢で一律に切って論じてきているからおかしな制度になっている。
 後期高齢者の75歳という年齢もそうですし、65歳になれば仕事を持って裕福な社長で
あっても自動的に基礎年金が貰えるなんていう制度になっている。子育て期、これも社会的
弱者と言えると思います。子供、これも社会的弱者。本当の社会的弱者に対して安心が無け
ればどんな制度も充実したライフプランが作れない。

私がライフプランを作るときは当然現行の年金制度にのっとりますが、もし現行の制度が
崩壊して、年金が無くなって、その代わり

 「ケアが必要になったら住居も医療費も食費も、すべて国が面倒見ます。」

こんな制度でも十分成り立って、むしろ、いいライフプランが作れるな、なんて思うことも
あります。つまり今の年金制度に万全の安心は無いということです。


どんな生き方をするのが、充実したライフプランか、そして、どんな死に方をするのが充実
したといえるプランか、やはり、私のライフワークになりそうです。
 
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●典型的な高齢者のライフスタイルと人生の質

 最近、高齢者の方とお話しすることが多くなってきました。
 親の知り合いがこの世代に多いという関係です。
 典型的な生活パターンというものはやはり存在します。
 人生の質をどのように向上させるか、贅沢すれば切りがないですし、自分らしい暮らしを
 どうやって実現するか

=典型的パターン=
  それなりの退職金・貯蓄を持って退職し、子供が独立して孫が出来て、それなりに
  生活を楽しみながらも、しかし、だんだんと体が弱って、生活が徐々に守りの生活に
  なっていく。


 ここで、守りの生活にどんどん陥る人と、改善を目指す人とで、明らかに「人生の質」
が変わってくる、と言うのを実感しています。

 「脳梗塞で倒れた」「骨折して走れなくなった」というような健康上の不利益。
 「子供が離婚して帰ってきた」「リストラされた」「親の痴呆症状が悪化してきた」
というような、家族関係の不利益。当事者同士の離婚(いわゆる定年離婚)、なんてのも
あります。

 体力維持のためにスポーツ倶楽部に励んでいる人、逆に、体が弱くなってもできる趣味を
見つける人、宗教がいきがいになっている人もいらっしゃいます。子供の自殺をきっかけに
これまで以上に前向きになった方もいらっしゃいます。

 こんな生き方が正解だとか、間違っているとか、そんなものはありません。
 ただ、一つ言えることは、「生きている限り生活費はいる! 好きなことをしようと
 すればその資金もいる! 万が一の時はどうしよう!」

 これが私の仕事。それぞれの方の考えに応じて100歳くらいまでのシミュレーションをすれば、

  「これだけ貯金があれば、もっと生活費に組み込んでも、全然大丈夫ですね」とか

  「90歳で貯金が無くなりますね」とか

  「旦那さんが先に亡くなって、10年もすれば奥さんの今の生活は成り立ちませんね」

  「相続はどうされます?」
 
 とかの問題が見えてきます。
 
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●1000万円が2000万円になった定期預金は、「濡れ手で粟」

 投資で儲けるのは気が引けるなんて言う方が大勢いらっしゃいますが、昔の定期預金は10年で
 2倍になりました。1000万の退職金が10年後に2000万円になっていたのです。安全で2倍に
 できた時代。「これを濡れ手で粟と言わずして、何を言う、」なんて昨今の株安円高で嘆いて
 いらっしゃいませんか? 
 
 「株式や投信で損!」、こういう相談が増えているのですが、増えていても減っていても
 口座に入ったままなら、「あなたの人生の質には影響していませんよ」と言ってます。
 退職金で始めた人は人生の3分の2は過ぎていますから、相続人の貰う額に影響している
 だけです。
 
 自分の人生をどう充実させていくのか、
 例えば、
 
  「月5万、お小遣い増えればどんな生活になるか?」
  
 このための資金は、10年で600万円です。
 今の生活費のまま、株で600万増えたらお小遣い増やす人、殖えてもそのまま口座に入って
 いる人。先に600万円分は確保して、計画的に使いながら残りで、株をする人、
 
 年金生活だと、月5万は決して少ない額ではありません。住宅ローン3000万を組んで
 利息だけで3000万払った、なんていう生活から考えると、一桁小さい話です。
 
 「投資は余裕資金で!」
 
 証券会社はここまでしか言いません。私は違います。
 
   『人生を楽しむ資金(上の例では600万円)も確保した残りが余裕資金。』
 
 だって人生は楽しんでこそ人生。
 若い夫婦が、無計画のまま住宅ローンを組むとその後の生活が大変になるのと同じで、
 人生生きている限り、資金計画は必要、こう思っております。
 
 
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ここまでお読みくださりありがとうございます。
日々、景気が悪いと言うニュースが流れてきています。先進国がこれだけ落ち込めば、
一日2ドル以下で暮らす世界の貧困層、人口の10〜20%はもっと大変だろうと、
クリスマスプレゼントに少しだけ寄付しました。まあ一回呑みに行ったと思って・・・
「セーブ・ザ・チルドレン」という団体です。世界の中で一番の社会的弱者は何かと考えた
時に、これからの未来を創る子供達だろうなんて思いまして。

でも「貧困な所に生まれた人は不幸か」、なんてね、実際はそんなことは無いのですね。
それを確かめるために一度は旅行したいななんて思っています。ブータンとかアンゴラとか
モルジブとか、思っているだけです。