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【暮らしとお金のアドバイザー】
ライブリフッド プランニング メルマガニュース
(2012年4月号)
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ようやく三寒四温が感じられる春の陽気です。若い人や子供の中には、半袖の人も
ちらほら。天気予報通りにピーカンの雲ひとつ無い青空です。なんで、天気予報の
お姉さんは、『明日は春らしい天気ですっ!!』て分かるんでしょ。
300年前だと、予言者・魔術師・霊能者・神の使者、あつかいです、きっと。
【今月の目次】
●FXの宣伝文句にびっくり
●春闘、さんざん
●年金引き下げ、4月に0.3%、10月にさらに0.9%、支給額引き下げ
●しかし厳しいのは健保の方(後期高齢者)
●3ヶ月で2割以上上がった投資信託で、毎月分配と年2回分配どちらが得?
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◆FXの宣伝にびっくり
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FX外為証拠金取引、今流行っています。(←リスクを分かった上でやってください)
# 売りでも買いでもできるのがFX。
# 円安時にドル買いならプラスの儲け!
# 円高時にドル売りならプラスの儲け!
#
# つまり円高でも円安でも儲かるチャンスがあるのです!
#
# 売りでも買いでも出来る、だから確率は半分。この確率をどうやって半分以上に
# するかどうかなんです、誰でももうけら得るチャンスがあるのです。貴方も
# FX始めませんか?
これ、すげー言い方だぁと思う反面、まあそこそこ間違ってもいないなぁという微妙
な宣伝です。競馬でオッズ30の馬券買ったら、儲け30倍! これと同等レベルですね♪
私もFX少しやっています、儲かるときもあれば損するときもある、でトータルは?
・・・負けてます、ははは。散々です。FXはかなりの忍耐力がいるということが
最近分かってきました。
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◆春闘、さんざん
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震災・円高・タイの洪水その他諸々の事情で日本の基幹産業である製造業の業績が
悪化しました。大手企業が軒並み赤字決算、その結果春闘では定昇すら維持できない
ところが出てきています。
企業の経営が苦しくなる、じゃあ人件費を下げよう! こう考えたとき、
人件費抑制の主なものを挙げると、
「残業カット」「正社員を減らして非正規社員を増加」
「希望退職&新入社員抑制」
「定昇抑制(賃金カーブの上昇率の変更、役職手当を減らすとか)」
で今年の春闘は本当に厳しい。頑張れサラリーマン、くじけるなサラリーマン!
その中でもNECの賃下げ4%は、特筆すべきニュースでしょう。
なぜかというと、賃金カーブそのものに手をつけると言うこと。
例えば、20歳代 給料20万円 1年経てばプラス1万円
40歳代 給料40万円 1年経てばプラス5000円。
こういう賃金カーブだったのが、20万円で8000円マイナス、40万円で16000円
マイナス、になるわけです。つまり若年層で1年遅れ、壮年層では3年遅れの賃金になる。
バブル後くらいのときだと、毎晩深夜まで仕事して、残業代で10万円20万円くらい
あった人も多いと思います。で、残業はなるべくしないで下さいなんて言われて
「今月は残業少ないから厳しいなぁ」
なんてことを経験した人が結構いたと思うのですが、それからずっと、おそらく今でも
そんなに残業させて貰えません、だって即人件費になるのですから。
でこんな状況が続いている中で、現代のサラリーマンは、赤字ギリギリで生活してい
る人がほとんどですから、賃下げは相当な暮らしのダメージになります。それも長期に
ボディブローのようにじわじわと効いてきます。
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◆年金引き下げ、4月に0.3%、10月にさらに0.9%、支給額引き下げ
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年金受給者にとっては聞きたくない悪いニュース。でも重要だからさらりと書いて
おきます。年金額が4月分から0.3%引き下げられます。
10万円貰っている人で300円。20万円貰っている人だと600円減額。
さらに、この秋10月分以降、0.9%引き下げ予定です。こちらはまだ法案が通って
いません。(というか、年金交付国債=年金財源の国債発行法案で与野党もめてます。)
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◆しかし厳しいのは健保の方(後期高齢者)
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後期高齢者医療保健制度の保険料は、2年に一度改定されます。
どこの自治体(広域連合)も、所得割と世帯割の料率があって、それぞれを
据え置いたり引き上げたりですので、個人個人ではいろいろです。ですが新聞報道
の平均値で見ると、
東京で平均10%の値上げ、私の実家の奈良県も約9%の値上げです。
だいたい年間で4000円〜9000円の値上げという感じであります。
※こんなニュースも聞きたくないでね〜、はい分かってます。
介護保険料も軒並み値上げです。1割程度アップの所が多いようで、厳しいです。
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◆3ヶ月で2割以上上がった投資信託で、毎月分配と年2回分配どちらが得?
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近頃、投資信託というか、世界の株式市場・債券市場好調です。昨年のギリシャ
危機以降、とりあえず収束という見方で、ガンガン上がっています。2割3割アップ
は普通ですね。というか円高がストップしたのが大きいような感じであります。
私も長らく塩漬けだったベトナム株式投信が、逆バリ追加購入でようやくプラスに
なってきました。
で、今回は、好評の分配金・配当金投資信託のうち、2ヶ月後ととか半年ごととか
いろいろなものが最近はありますが、比較できそうな物をリストにしました。
「トータルリターンでみて、年2回分配と毎月分配、どちらが優秀であるか?」で
あります。
トータルリターン 3ヶ月 12ヶ月
日本ブランド株投資(資源国通貨)年2回 野村 29.4% -9.0%
日本ブランド株投資(資源国通貨)毎月 野村 29.2% -8.5%
北米REIT投信(レアルコース)年2回 野村 29.1% 5.5%
北米REIT投信(レアルコース)毎月 野村 28.5% 6.4%
J-REIT(通貨選択型)豪ドル(毎月) 東京海上 29.2% -1.8%
J-REIT(通貨選択型)豪ドル(年2回) 東京海上 29.0% -2.0%
野村 日本ブランド株投資(豪ドル)年2回 野村 28.4% -1.6%
野村 日本ブランド株投資(豪ドル)毎月 野村 28.3% -2.0%
ドイチェ・グローバルREIT(レアル)(毎月) ドイチェ 26.0% 2.8%
ドイチェ・グローバルREIT(レアル)(年2回) ドイチェ 25.8% 2.2%
(モーニングスターHPより検索、2012年3月末時点)
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毎月分配の方が手間がかかる分、必ずパフォーマンスが落ちる!と思っていたのです
が、必ずしもそうではないようです。基本的には、毎月分配の方がパフォーマンスが
落ちるハズなんです。でも、分配金って単位口数あたり50円とか80円とかで出すと、
為替の影響で若干ずれるんですね、だからこんな結果のなったのかと。
大事なのは、毎月貰う方が自分にとって都合が良いのか、それとも年2回(あるいは
年1回とかも)でいいのか。増やす方が目的なら、間違いなく毎月分配はオススメしま
せん。分配回数の少ない方です。(FP仲間では、なんで毎月分配をみんな買うんだろ
うね、という人が多いです)
でも老後の資金で生活を充実させたい、、、それなら毎月のお小遣いがあった方が
いいでしょ? なんて云う考え方も出来るわけですね。こんな場合は毎月分配型が
オススメ。
投資信託に限らず、私がライフプランを作るとき、定期預金を毎年○○万円取り崩し
ましょう。あえてこう勧める時もあるのです、だって自分のお金なんだからしっかり
使った方が良いでしょ。退職金がそのまま貯金で、
「年金が足りない足りない、投信にしたけど損が出ているから売りたくない、」
こんな風よりも、、、、、損得よりも、今の自分の生活を充実する方が良いのじゃない
ですか? と。
投信でいくら増やす・いくら損する、よりも、いついくら使う、こちらの方が人生に
とって(特に老後資金で老後に突入している方にとっては)はるかに大事なのです。
それをリスクのない定期預金でやるか、投信でやるか、(高度テクニックでは、保険
を使ったりとかも)
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◇保険の見直し、「70歳になっても、こんなに保険額が必要なんですか? 」
こんな場合も多いです。月々の支払も減るし、部分解約できれば一時金も手に入る。
◇使っていない不動産がある!、
「生活苦しいのなら、損得よりも売却して現金にする方が使い勝手がありますよ」
◇乗っていない車がある!
「そんなもん、駐車場代だけでタクシー随分乗れますよ。税金も保険もいるんだし」
◇今売ると損!!!
これだけで二進も三進も動きが取れない人が結構いらっしゃるんだなぁー、と実感
しています。
ひとつ言っておきましょう。「家は資産です」「車も資産です」「売れる物はなんでも
資産です」、でもコストのかかる資産も多いのです。右肩上がりの時代にはこのコストが
相殺されそれ以上のものがありましたが、今の時代はこれを考えなきゃいけません。
ゴルフ会員権、バブルの頃は大流行しましたが、今では価値が20分の一、30分の一と
いうのもごろごろ。
コストのかかる資産においては、それをどう利用するのか、この観点が欠かせません。
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ここまでお読みくださりありがとうございます。
梅の花はもう散りつつありますが時折、自宅からウグイスの鳴き声が聞こえてきます。
子供達もマンションの中を走り回って元気です。。。「正直うるさいっ!」(^_^)
梅に鶯!花見に団子! ベストマッチです。これに
・・・松に鶴、柳に燕、紅葉に鹿、牡丹に蝶と続けば、花札ですね。
来週の花見が楽しみです。
皆様も、いろいろ春を発見しまたか? 人生の春ってのもありますよ♪
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ライブリフッド・プランニング (竹本隆之)
http://www.livelihood.jp/
http://ファイナンシャルプランナーに相談.com
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